丑年のことわざといっても、「丑年」という単語が出てくることわざを見つけることは不可能と言えるでしょう。しかし「丑」に関することわざや故事なら見つけることができます。というのも、丑(牛)は古くからことわざや故事に例えられる動物だったからです。
丑(牛)に関することわざや故事が比較的多いのは、丑(牛)が家畜として昔から人とのつながりが深く、現在でも人との関わりが深いものがあることからも分かります。
辞典などを使って調べてみれば分かりますが、「丑」の字を使ったことわざや故事よりも、「牛」の字を使ったことわざや故事の方が多くなっています。実際に、「丑」という漢字よりも「牛」という漢字の方がいろいろなところで使う機会が多いものです。
また、丑年のことわざを調べて、年賀状に丑に関することわざを入れて送るだけで知的な印象を相手に与えることもできます。それから、戒め的なことわざや故事であれば、目上の方から目下の方に送る言葉としても最適なものになるでしょう。
丑年のことわざというよりも、丑(牛)に関することわざや故事は、どちらかというと、良い印象のものよりも悪い印象(戒め)のものが多くなっています。
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年が明けたら、丑年に限らず、その年の干支にちなんだことわざを調べてみると良いでしょう。丑年のことわざや故事として代表的なものを挙げるとすると、「丑の時参り」が有名です。丑の時は「丑の刻」とも言われるように午前2時のことを指します。午前2時に呪いたい相手を藁人形に見立て、釘を打ち込むということわざです。最近ではオカルト的な漫画やドラマなどに使われることがあります。
それから、「牛」の字を使ったことわざや故事でいうと、「牛の歩み」が挙げられます。国会で使われた「牛歩」のことです。牛の歩みのように物事の進みが遅いことを指します。牛のイメージから生まれたことわざや故事は多く、「牛のよだれ」もその一つと言えるでしょう。牛のよだれのように、物事がだらだらと続いてしまう状態のことを指します。
そして、子どもでも知っている牛に関することわざや故事といえば、「食べてすぐ寝ると牛になる」が挙げられるでしょう。食後に寝転んでしまうと、牛のようにだらだらとした状態になってしまうという戒めです。
他にも、牛に関することわざや故事はたくさんあります。四字熟語の「牛飲馬食」や「生き牛の目を抜く」などがよく知られています。
丑年にことわざを調べることにした方は、せっかくですので、丑に関することわざ以外のものにも視野を広げてみると良いでしょう。そもそも、ことわざの意味というのは、昔の言い伝えや実際にあったことが由来となって作られているものばかりですので、ことわざを一つでも多く知っていることで、現代の生活にも役立つことがあるのです。
「故事ことわざ辞典」や「四字熟語辞典」など、ことわざの意味が詳しく掲載されている書籍も市販されているため、一冊、持っておくと便利と言えます。また、最近は、ことわざを電子辞書でも調べることができます。電子辞書でことわざの意味を調べることで、高齢者のボケ防止対策にもつながることがあります。
それから、ことわざの意味を調べていくと、反対の意味を持つことわざに辿り着くことがあります。例えば、「蛙の子は蛙」の反対の意味を持つことわざは「トンビが鷹を産む」になります。また、海外でも日本のことわざと同じような意味を持つことわざがあります。ことわざの意味を日本と欧米などで比較してみるのも新たな発見があるに違いありません。